ダイレクトボンディングとは
What Is Dental Direct Bonding?
虫歯の範囲が狭い場合や歯が一部欠けた場合に従来であれば金属の詰め物(メタルインレー)を用いていました。
ダイレクトボンディングにより、白い樹脂(レジン)を用いて虫歯や欠けた部分を修復可能な場合があります。
ダイレクトボンディングのメリット・デメリット
Advantages & Disadvantages of Dental Direct Bonding
メリット
- 金属等の詰め物に比べ、歯を削る量が少ない
- 保険診療で使われるレジンにくらべ、ダイレクトボンディングで用いるレジンは色調が天然歯に近く変色も少ない。
デメリット
- 保険治療では現時点で使用が認められていない材料(3M社製:フィルテックシュープリームXTE 等)を使用しますので自費治療となります。
ダイレクトボンディングによる治療例
Example of Dental Direct Bonding
術前
左の歯に大きな虫歯が認められます。右の歯は金属と歯の境目に段差や隙間があり、その部分から侵入した細菌が原因となり金属の下に虫歯が生じています。
術後
虫歯の部分と金属を取り除いた後、コンポジットレジンにて修復しました。コンポジットレジンは、金属を歯科用の接着剤で接着する場合より段差や隙間を減らすことが可能です。隙間や段差が少ない方が、清掃性が優れます。
欠点は強い力が加わると欠ける可能性があります。(加わる力に対する耐久性は金属より劣ります)
術前
虫歯は無く美しい天然歯であるが隙間が気になるとのこと。
術後
歯は一切削らず、歯の側面にコンポジットレジンを充填し形態の改善を図りました。
術前
術後
術前
術後
術前
術後
術前
術後
ダイレクトボンディングにかかる治療費
Fee
治療費
1歯:37,400円〜
治療する場所や範囲により異なります。