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麻酔注射器のおはなし~痛みは最小に、麻酔の効果は最大に~

 

こんにちは!

佐世保の歯医者、ふくち歯科の院長のふくちです。

 

 

 

今日は、

麻酔注射器のおはなしです。

 

 

 

 

 

 

パカッ

 

 

これは・・・?

 

 

電動の麻酔注射器です。

 

 

電動で、

一定量を、

一定の速度で、

麻酔薬液を注入できます。

 

 

実は、

痛みを感じにくい注射には

これらが大切なことでして。

 

 

上から、注射針、麻酔薬、電動注射器本体

 

 

セット完了

 

 

ちなみに、こちらは手動の麻酔注射器

 

 

 

注射の痛みには、

 

針を刺したときの

「チックン」とした痛みのほかに

 

 

針刺し後に

麻酔薬液が注入されたときの

「ズーーーン」とする痛みの

 

2種類があります。

 

「チックン」痛みと「ズーン」痛み

 

 

 

針刺しの「チックン」痛みは、

歯ぐきに表面麻酔をするので

ほぼ痛みを感じないのですが、

 

 

麻酔薬液注入の際の

「ズーーーン」とした痛みを

軽減するには、

 

ゆっくり麻酔薬液を注入する

 

ことが有効です。

 

 

 

この電動注射器を使えば

 

ゆっくり麻酔薬液を注入する

 

ことができます。

 

 

 

 

といっておきながら、動画はわかりすいよう、最速スピードで撮影しました。

点滴みたいなかんじですね。

 

 

 

昔はこんな風に、

形がゴツかったのですが、

 

 

 

今はスリムで小さく、

打ちやすい形になりました。

 

 

 

 

 

そして、

この道具が

最も効果を発揮するのが、

 

歯ぐきの

硬い部分や、

硬くてせまい部分に、

麻酔を打つときです。

 

上顎のベロ側の歯ぐきや、歯と歯の間の歯ぐきが特に硬いです。

 

 

 

 

そういう部分に

手動で麻酔注射を打つ時って、

 

 

親指で、

ギューッと力を込めて

注射器を押しこまないと

内部に麻酔薬液が入らないから、

 

 

 

親指で押して麻酔薬液を注入します。

 

 

 

 

手がプルプルするんですよね。

 

 

手がプルプルすると、

 

針先が動いて、

ゆっくりとした速度で打てず

「ズーーーン」

とした痛みが出やすかったり、

 

 

麻酔薬液が

同じ量で入らず、

麻酔の効きに

ムラがでたりするんです。

 

 

電動注射器を使えば、

針刺し後に、

 

一定量を、

一定速度で、

硬い場所でも、

電動で注入してくれるから、

 

そのような心配が無いんです。

 

 

ドヤァァァ

 

 

 

痛みの少ない治療を目指すには

麻酔が欠かせませんが、

 

麻酔をするときの

注射の痛みも軽減できるよう

このような取り組みをしています。