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かたい×やわらかい、でより強く。新しい治療の考え方を学んできました!

 

こんにちは!

佐世保の歯医者、ふくち歯科の院長のふくちです。

 

 

 

愛知県知立市(ちりゅうし)へ

歯の勉強に行ってきました!

 

 

そうそう、

セントレア空港では

 

豚さんと、

 

 

愛知と言えばみそかつ

 

ニャンズに迎えられました。

 

常滑焼の招き猫

 

 

さあ、今日もがんばるぞ!

 

 

充実した歯科研修の施設

 

 

講師の鶴田先生

 

 

 

 

バイオベースという、

訳する正しい日本語がまだない、

新しい治療の考え方

 

 

 

英語だとこういう表記(黄色の字)です

 

 

バイオベースという

新しい治療の考え方の一部に、

「生体模倣」

というのがあって。

 

 

それを学びに行きました。

セイタイモホー?

 

 

ええと、

 

 

見えるところだけを

模倣するのでは無く、

 

外からは見えない

内部の構造まで模倣する、

 

という考え方です。

 

 

 

 

 

歯の内部は層になっている

 

 

歯の層に色を付けてみた図

 

エナメル質とか、

象牙質、

って聞いたこと

ありますよね。

 

 

歯の断面。層になっているのが見えますか?

 

こうすると見えやすいかな?

 

 

 

エナメル質は硬く、

象牙質は柔らかい性質があります。

 

 

硬い物と

柔らかい物を

組み合わせることで、

 

噛んだときに、

力が分散され

その結果、

歯が壊れにくい、

 

という

内部構造になっています。

 

 

力を逃がす、

とか

緩和する、

という感じですね。

 

 

 

 

ヨーロッパ建築にも同様の構造のものがあるそうです

 

 

 

それじゃあやってみよう!

 

 

右から2番目の歯にひび(黒い線で表現)が入った想定でスタート

 

 

容器の中の薄い繊維が負担を和らげる役割をします

 

 

 

この薄い繊維は、

軽くて丈夫な

ガラス繊維でできていて、

 

身近なものですと

船の船体や、

すべり台にも使われています。

 

 

それを歯の中へ投入

 

左のオレンジの容器の中身はレジン

 

レジンを使って埋めます。

 

手前の容器容器の中身は、しなる性質を持つレジン

 

しなるレジンで埋めます

 

完全に埋めます。(右から2番目)

 

このあと、

歯の見た目を整え、

本物っぽく仕上げますが、

今日の研修では、ここまで。

 

 

 

ときどき、

噛む力が強すぎて、

歯にひびの入られた患者様が来られますが、

 

 

 

 

そういった方に、

このような

力を逃がす内部構造を

歯の中に作ることで、

 

歯が割れてしまう

根本原因を

解決することができるといいなと

思っています。