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歯周病勉強会★発展編★④歯を抜いたと同時に、コツコツ骨作り!

 

こんにちは!

佐世保の歯医者、ふくち歯科の院長のふくちです。

 

 

 

歯周病治療の基礎編を修了し、

さらなる成長を目指すべく、

発展編を受講しました!

 

※こちらの研修はコロナ禍前の2019年10月からスタートし、

新型コロナウイルス感染拡大に伴い2020年に1年間途中休講となりました。

※※2021年4月より再開しましたが、開催の際には万全な感染対策がとられたうえで、受講しています。

 

 

今回は2020年1月に受講した内容をご紹介します。

 

★★★歯周病勉強会の全編はこちら★★★

 

 

 

 

 

例えば、

あなたが、歯を抜くことになったとします。

 

きっと、

そのときに気になるのは、

 

「痛くないのかな?」

 

とか、

 

「抜いたあと腫れないかな?」

 

 

ということかもしれませんが、

 

 

意外と忘れがちなのが、

 

 

歯を抜いたところの骨を

増やすこと

 

 

です。

 

どゆこと?

って思いますよね。

 

 

 

歯は、

歯ぐきに埋まっているのではなく、

正しくは、

その下の骨に埋まっています。

 

 

 

歯と歯の根は骨の中に埋まっています。

 

 

 

で、

これを抜いたとしますよね。

 

この模型を使って歯を抜きます。

 

歯の根の形に骨に穴があきました。

 

 

抜歯後にあいた骨の穴は、

そのままでも

自然に骨が増えてくれて

穴も埋まるんですけど、

 

 

完全に穴が埋まって

元に戻るわけではなくて、

ちょっと減ります。

 

見た目は

その部分がへこんだ感じになります。

 

なので、

 

歯を抜いたと同時に、

お薬を使って

骨を積極的に

増やしてあげます。

 

カップの中の粉のお薬を使います。

 

抜いた後の穴に

 

骨の薬を詰めて、

 

 

この白いシートをかぶせます。

 

このシートがとても優秀で、

 

シートは容器の中に大切に入っています。

 

実は目には見えない極小の穴がたくさんあいています。

 

 

水分や空気は通しますが、

細菌は通さないという、

超ハイテクなシートです。

 

 

これで完成です。

 

 

この中に、

食べたものが詰まってしまいそうですが、

 

このハイテクなシートのおかげで、

 

詰まったものは

うがいで洗い流していただき、

あとは

消毒にご来院いただければ大丈夫です。

 

 

 

完成図

 

 

骨の量は十分にあった方が、

治療の選択肢が増えるので、

 

歯を抜いたと同時に骨を作る。

大切です。

 

キリッ!

 

 

※もちろん、骨を作るお薬はあとからでも使えますが、

あらためて歯ぐきを切ってめくって縫合するという手術が必要になるので、

抜歯と同時に行うほうが患者様のご負担が少ないと思います。

 

 

 

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