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8月5-6日、補綴(ほてつ)研修会に参加しました@博多

 

こんにちは!

佐世保の歯医者、ふくち歯科の院長のふくちです。

 

福岡市の、

岡村歯科医院の岡村先生が主催されている「福岡臨床補綴(りんしょうほてつ)研修会」に参加しました。

 

補綴(ほてつ)とは、歯の欠損部に入れ歯を作ったり、インプラントを植えたり、セラミックなどの冠(かん)を被せて歯の働きを補うことです。

つまり、歯の無いところに歯を作ること、です。

 

本日の研修では、左側の模型、穴が空いている奥歯3か所に歯が入ります。

 

 

自分で、やります。

 

通常の診療では補綴物の作製は歯科技工士さんへ依頼することがほとんどなのですが、今回のセミナーでは、セラミックブリッジ、精密義歯の補綴物を、すべて自分で作製します。

 

自分で作製することで、精密できれいな補綴物を作製するために必要な形成(歯の削り方)や、入れ歯の設計、正確な型取りをどのように行えば良いかを歯科技工士さんと同じ視点で考えることができるようになります。

 

・・・・・・・・・・・・・・と、いうわけで、

 

 

歯の無いところに歯ができました↓

左側の模型、奥歯3か所に蝋(ろう)でできた黒い歯が入りました。

 

 

歯ができたといっても色が黒いですね。

これは蝋(ろう)の色です。

まるでレーズンみたいですね。

実は、このあと鋳造(ちゅうぞう)という作業に移って完成させるのですが、この作業は時間がかかるので、次回までに仕上げてくる宿題です。

 

 

 

実際に、行って、見て、会って、わかること。

 

また、今回のセミナーは実習を重点的に行いますので、受講生とほぼ同じ人数の歯科技工士さんにご協力いただいています。

半分は歯科医師の背中、半分は歯科技工士の背中

 

そのため、疑問点などをその場ですぐに質問し、解決できたり、技工士さんの手の動きを直接見られることなども、この研修会の良いところだと感じます。

自宅で本や動画を見て勉強することの何倍もの情報量がありました。

 

 

福岡臨床補綴研修会

 

主催者であり講師の岡村先生は、米国インディアナ大学歯学部で4年間補綴を専門的に学ばれ、米国歯科補綴専門医を取得されました。

本もたくさん出されています。

 

また、私の卒業大学の先輩であり、今年ドイツで開催された国際デンタルショーやチューリッヒ大学での研修の全行程を計画していただきました。

 

先生のアグレッシブな生き方にも敬意を表しています。

 

実は、昨年も同じテーマで5ヶ月間受講しており、今回はそれを踏まえて、全3回に渡っての実習編です。

 

次回もがんばります!